不動産投資のメリットとデメリット

不動産投資を検討する場合、どのようなメリットとデメリットがあるか把握した上で投資を行いたいところです。特に投資初心者であれば、デメリットをしっかりと理解してリスクを理解したいでしょう。
不動産投資は結局のところ、メリットとデメリット、リスクとリターンのバランスをどこでとるかが勝負になり、そのための情報が必要になります。そこでメリットとデメリットを両方の観点から分かりやすくご説明いたします。

不動産投資のメリット

安定的な収入

本業とは別に安定的な収入が得られる不動産投資、収入減への対応策としても検討されています。
また、女性や高齢者の収入源へ導く場合、目的として考えられる一番の理由は安定収入です。

私的年金の手段

私的年金でもっとも一般的なのが、生命保険会社などの商品である個人年金、財形年金がありますが、公的年金と貯蓄だけでは、長い老後生活の不安が高まります。投資用物件を購入して定年までにローンを完済させておけば、老後に支給される公的年金に加えて、安定した賃貸(家賃)収入を得ることができます。

生命保険対策

投資用アパートやマンションをローンで購入すると、団体信用生命保険(団信)に加入することになります。
万一、ローン返済中に死亡したり、高度障害などの際でも、団体信用生命保険が適用され、ローンの残債は保険から支払われます。残されたご家族には、債務無しのアパートやマンションが残り、月々安定した家賃収入が入ります。

所得税・税金の対策

不動産投資で得た収入には当然ですが税金がかかります。しかし申告の際、建物の減価償却費やローン金利、さらに固定資産税、都市計画税などの必要経費が認められ、家賃収入から差し引き、赤字部分を損益通算として給与所得や事業税などの他の所得から差し引き申告することで、所得税・住民税の節税をすることができます。

相続の対策

インフレが進むと、物価も上がりますが、土地の価格も上がります。
家賃価格を値上げしたり、投資用不動産を売却して、キャピタルゲインを得ることもできます。

現物不動産の強み

投資した不動産は自分の資産になりますので、賃貸するだけでなく、将来、ご家族の住居等、他の目的にも利用できます。

不動産投資のデメリット

空室の長期化

賃貸市場は需要と供給のバランスで決まります。空室の長期化が起こらないよう考慮しなければなりません。

不動産価格の値下がり

不動産価格が下落した場合、売却の際に売却損(キャピタルロス)が生じる可能性があります。

ローン金利の上昇

ローンを利用して「不動産投資」をする場合、返済期間を短く設定する、繰上げ返済をする、固定期間を長くするなどの対策が必要です。

売却のタイミング

今すぐ手元に現金化したいと言っても、普通預金のようにATMで引き出すことはできません。どの位の期間で売却するかタイミングを計る必要があります。