セカンドライフと住まい

定年後、なにを生活の中心とするのか、自分が一番心が休まる空間はどこかなどを考えると、ポイントが絞られてきます。また、家族構成やライフスタイルの変化に伴って、暮らし慣れた愛着のある住まいでも快適に過ごせなくなることがあります。
心豊かなセカンドライフを過ごすためにも、家や土地を資産とみなし、有効に活用するという考え方も必要になってきます。
定年後、豊かに暮らし続けていくためにはどうしたらいいのかを、ご自身が所有されている住まいをどうするのかといった観点から考えていくことが大切です。

  • セカンドライフを
    考える
  • お金の有効活用

定年は遠いようですぐにやってきます。いまから簡単な未来予想図を書いておきましょう。
5年刻みくらいのスパンで、自分や家族がどうなっているか、ざっくりとでもシミュレーションをしてみると、現実感が出てきます。

  • 自分や家族の健康状況
  • 家族の生活状況(配偶者の就業、子どもの自立、両親の介護など)
  • 家計や住居の状況(月々の収支、ローンの返済、修繕費の必要性等)
  • 貯蓄、年金などの状況
  • 趣味、やりたいこと

どこに住みたいか考える

介護に不安は覚えつつも、ご家族やお子さんに迷惑をかけられないと考える方もいるでしょう。


  • 何を生活の中心とするか
    ・家族と一緒に過ごす時間 ・趣味
    ・ボランティア ・再就職
  • どこの地域に住むか
    ・中心街 ・郊外
  • 希望の住居形態
    ・戸建て ・マンション

ライフサイクルの変化とともに、地域コミュニティとのかかわりにも変化が出てきます。
周囲を見わたしてみると、身近に多くの充実した施設や催し物があることに気付くでしょう。
地域のつながりを利用して、積極的に趣味や交流を広めていくのもシニアライフの楽しみ方のひとつです。あなたがリタイア後に一番したいことはなんですか?

地域コミュニティ

それまで市や区の広報などをゆっくり見る機会はありましたか?
意外に面白そうなイベント・講習会がたくさん催されています。これを機会に新しい趣味をもったり、文化的な興味に目覚めたりするのも良いかもしれません。
同じ街に住む人達と共通の話題を持ち、困った時に助け合うことで、いざというときの心強い味方になってくれることでしょう。遠くの親戚より近くの他人。これこそご近所の底力です。

趣味

週末だけの限られた時間ではなく、一日中自分の好きなことに没頭できます。これがセカンドライフの醍醐味です。
スローライフに心を満たされ、自然を楽しむためや、念願だったペットとの田舎暮らしのために住み替える方もいらっしゃいます。
旅行、スポーツ、日曜大工、アトリエや工房などを持って、趣味三昧に明け暮れる人もいるでしょう。
大学受験や留学を視野に入れてこれから勉強するというのも第二の人生にふさわしい目標です。

定年後の第二の人生。
これを機会に、安心な環境で快適に過ごすための生活設計を、ご家族と積極的に話し合ってみましょう。
あなたがリタイア後に一番したいことは、なんですか?
近い将来の自分の暮らしがイメージできたら、それに合う物件探しをしてみませんか?
設備、セキュリティなど、住まいに関してわからないことがあれば、ぜひ日生不動産販売にご相談ください。

退職金で家のローンを返済し、残金をゼロにする

定年後も住宅ローンが残っている場合、一括繰上げ返済するか、年金をもらいながら今まで通り払い続けるか、迷うところです。
社会保険庁から送られてきた「年金定期便」で、自分が受け取れる年金のおおよその額がわかります。家計を考えて余裕があるようなら、退職金で全額を完済してしまうのもいいでしょう。残額があったとしても、返済期間が短縮できます。

退職金で今ある家をリフォームして、貸す

たとえば退職金で今の家を改築して一部を貸す、また家ごと貸して自分たちはライフスタイルに合った別の物件に引越しをするという方法があります。
一部を貸した場合、毎月の家賃が得られます。家ごと貸した場合でも、引っ越した物件よりも高い金額で家賃を設定できれば、その差益は収入となります。「減築」をして、空いたオープンスペースを駐車場として貸す例もあります。いずれも副収入として有効な方法です。

貯蓄を不動産投資にあてて副収入を年金に上乗せ

貯蓄があっても普通預金ではほとんど利息が付かない低金利の現在、資産運用として不動産投資するのも良いでしょう。不動産投資というと敬遠するかもしれませんが、簡単な例はワンルームマンションを購入し、学生や独身者に貸して毎月の家賃収入を得る、いわゆる大家さんになることです。
将来、子どもや孫のために利用することも可能ですし、地価が上がってきた場合は、売って利益を得ることもできます。

シニア世代に突入するこれから、セキュリティにも目を向けたいものです。

子育てお受験とマイホーム

住まいの防災・防犯