不動産投資の魅力

不動産投資とは、利益を得ることを目的として不動産に投資することです。具体的には、アパートやマンションなどを購入して家賃収入を得たり、購入した物件の価値が上がったときに売却し、その差額で利益(売却益)を得ることを言います。
株式やFXなどの金融商品と異なり、比較的低リスクで長期的に安定した収入を得られ、節税効果も期待できるため、近年はサラリーマンや公務員として働きながら不動産投資を始める方も増えています。

安定性が高く、所得税や相続税の節税効果も

不動産投資の魅力は、安定的かつ定期的な収入が得られることです。

特に老後の資金として検討されるなら、毎月現金で入ってくる収入は年金代わりにするには非常に魅力的といえます。加えて、経済環境や立地条件などがはまれば、取得価格よりも高く売れる可能性もあり、その差額で利益を得ることも期待できます。

不動産の特徴は、株価や為替のように日々、大きく値動きをするものではないということです。

よほどインパクトのある経営事由でもなければ、短期間での急騰や急落はなく、長期間かけて緩やかに値動きする。これが、不動産投資は安定性が高いと言われる一番の理由です。

また、現物不動産投資には、節税対策としての魅力もある。アパートやマンションを経営する時にかかる各種経費や減価償却によって赤字になった場合、その赤字分を本業の収入と通算することで(損益通算といわれる)、結果的に所得税を抑えることが可能です。

また、現物不動産投資の場合、相続税対策にも有効です。取得物件は、通常、国税庁が発表する路線価や、市町村が計算する固定資産税評価額によって評価されますが、賃貸用不動産の場合は5割から8割程度減額して評価されます。したがって、現金や株式で相続するよりも相続税を抑えられるのです。